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ENEOSカードを利用するメリット・デメリットとカードの作り方を解説
ENEOSカードはJX日鉱日石エネルギーから発売されているクレジットカードです。ガソリン・石油系のカードなので、他のカードと比較してカーライフサービスが充実しています。
JX日鉱日石エネルギーは、石油製品の精製・販売等の事業を展開しているJXホールディングスの子会社で、日本国内において石油元売の最大手企業です。
(JX日鉱日石エネルギー「ENEOSカード」の公式サイト)
3種類(C/P/S)のカードの中から選べる
ENEOSサービスステーションでの特典が満載
初年度の年会費は無料で利用できる
ロードサービスが受けられる
電子マネーやアップルペイが利用できる
入会の翌月から3ヶ月間、ENEOSサービスステーションでの給油料金が合計100Lまで2円/L割引(オンライン申し込み限定)
Apple Payの利用でもれなく1,000円キャッシュバック(※2017年12月31日まで)
3種類のカードがラインナップ
ENEOSカードでは、CカードとPカード、Sカードの3種類が用意されています。
申し込む際にはそれぞれの特徴をしっかりと把握して、あなたのライフサイクルに合わせて選択するようにしましょう。
ENEOSカード C
ENEOSカード Cはキャッシュバックができる点が大きな特徴です。毎月のカード利用金額に応じて、ENEOS一般加盟店におけるガソリン・経由が最大7円/Lの割引を受けられます。(※灯油はいつでも1円/Lの割引となります)
1ヶ月目のカード利用金額に応じて値引き単価を案内されて、3ヶ月目のガソリン・軽油の利用金額に対して請求時に値引きをしてくれる仕組みになっています。
1ヶ月間のカード利用金額 | 請求時の割引単価 |
---|---|
7万円以上 | 7円/L割引 |
5万円~7万円未満 | 5円/L割引 |
2万円~5万円未満 | 4円/L割引 |
1万円~2万円未満 | 2円/L割引 |
1万円未満 | 1円/L割引 |
ENEOSカード P
ENEOSカード Pはポイントが貯めることができるクレジットカードです。一般加盟店でカード決済をする場合は、利用金額1,000円毎に6ptが貯まります。
そしてENEOSサービスステーションでカード決済をすると、利用金額1,000円毎に30ptも貯めることができます。
ポイントの有効期限は2年間に設定されています。有効期限が経過したポイント毎に1ヶ月単位で失効されます。
そのため、Pカードを利用する場合はポイントの有効期限を確認して、ポイントが失効しないように気を付けて下さい。
ENEOSカード S
ENEOSカード Sはスタンダードタイプになっています。年間に1回以上のカード利用で年会費が無料になります。
また、ガソリン・経由の給油料金がずっと2円/Lの割引特典が付いてきます。(※灯油は1円/Lの割引)
さらにカーメンテ商品やショッピングをする際にカード決済をすると、ポイントも貯まります。
ポイント付与率に関しては、カーメンテ商品の場合は1,000円毎に20pt、通常のショッピング利用の場合は1,000円毎に6ptが貯まります。
3つのカードの中でどれがおすすめなの?
ここで気になるのが「申込時にどのENEOSカードを選択すればよいのか?」という点だと思います。
公式サイト内においてどのカードが適しているかを判断してもらえる『ENEOSカード診断』ページが開設されています。
この『ENEOSカード診断』ページでは「毎月どれくらいの量のガソリンを給油するのか?」「毎月のクレジットカード利用金額はいくら?」などの簡単な質問に回答することで、適切なカードタイプを診断してもらえます。
クルマやバイクに乗る機会が多い方
大まかな判断としては、どれくらいクルマやバイクに乗るかどうかで判断して下さい。毎日クルマやバイクに乗って通勤している方ならPカードがおすすめです。
ENEOSサービスステーションでカード決済をすると、利用金額1,000円毎に30ptも貯めることができ、貯まったポイントをキャッシュバックしてもらえることも可能です。
毎日クルマやバイクに乗らない方
逆にあまりクルマやバイクに乗る機会がなく、週末などにショッピングに行く程度だという方はSカードがおすすめです。年間に1回以上のカード利用をするだけで、年会費が無料になります。
但し、ENEOSサービスステーションで給油をすると、いつでも2円/L割引となりますが、カード決済をしてもポイントは貯まりません。
Cカードはイマイチ
残りのCカードはあまりおすすめはしません。なぜなら、値引きしてもらえるガソリン・経由の上限が毎月150Lまでに制限されているためです。
150Lを超えた給油分は値引き対象にはならないので、お得感が半減します。
また、値引単価も7円/Lまでが上限となっています。
これらの要因を考慮すると、日頃からクルマやバイクに乗る機会が多い場合はPカードがおすすめだと言えますね。
ポイントの使い途
ENEOSカード(P・S)を利用することで、ポイントが貯まることは上記でも紹介しました。
ここでは貯まったポイントの使い途を解説していきます。
ポイントは1,000pt以上1,000pt単位で交換することができます。
キャッシュバック・ポイント移行
キャッシュバック | 1,000pt⇒1,000円分 |
---|---|
JALマイレージバンク | 1,000pt⇒400マイル |
ANAマイル | 1,000pt⇒400マイル |
Tポイント | 1,000pt⇒700pt |
商品交換
ポイント数に応じて、バラエティーに富んだ商品やギフトカードなどに交換することができます。エネゴリくんグッズやレジャー用品、WEB限定商品などが用意されています。
初年度の年会費は無料
ENEOSカードの年会費は1,250円+税となっていますが、入会初年度は無料で利用することができます。
また、カード利用で年会費を支払いたくないと考えているなら、Sカードを選択を検討して下さい。
Sカードなら年間1回以上のカード利用するだけで、年会費が無料になります。
家族カード・ETCカードは無料
家族カードとETCカードはどちらも年会費は無料となっています。金銭的な負担なくクレジットカードを利用できるので、家族の方にカードを持たせたいなら家族カードを一緒に申し込みましょう。
ENEOSロードサービス
ENEOSカードでは、ロードサービスも利用することができます。
マイカーの故障などのトラブルに遭遇した場合には24時間365いつでもENEOSロードサービス(カーレスキューサービス)を受けることができます。
レッカー車による移動も10キロまでなら無料。さらに路上での修理も30分以内に完了すれば無料で対応してくれます。
路上修理を受けられるサービス内容としては、キー閉じ込み開錠サービスやバッテリージャンピング、パンクしたタイヤの交換作業、落輪時の引き上げ作業、ガス欠時の給油作業などが挙げられます。
ENEOSカードがあればロードサービスが受けられるので、突然のカートラブルでも安心ですね。
メンテナンス料金の割引
「カーコンビニ倶楽部」で愛車のキズ・ヘコミの修理費用が5%割引料金で利用することができます。
まずはカーコンビニ倶楽部のお客さまセンターに連絡をしてください。最寄りの店舗を紹介してくれます。
そしてカーコンビニ倶楽部の店舗でENEOSカードを提示することで5%割引が適用されます。
レンタカー優待
さらにレンタカー優待を受けることもできます。全国各地にある約800箇所のオリックスのレンタカーネットワーク(オリックスレンタカーやレンタカージャパン、エックスレンタカー)では、10%割引料金でレンタカーを借りることができます。
環境支援も実施
ENEOSカードでは、ENEOSサービスステーションでENEOSカードを利用した売上金額の一部を国土緑化推進機構へ寄付ができる仕組みになっています。
カード利用をすることで環境支援に携わることができるので、環境問題に関心がある方にもおすすめの一枚です。
2017年5月31日時点で、支援累計金額が431,588,930円を達成しています。
電子マネー『QUICPay』が使える
ENEOSカードでは、電子マネー『QUICPay(クイックペイ)』を利用することができます。
電子マネーを利用すること現金を持ち歩く必要がなくなり、カードやスマホなどを使ってスマートに支払を済ませることができて非常に便利です。
クイックペイはポストペイ(後払い)式の電子マネーなので、事前にチャージする必要がありません。
利用代金はクレジットカードと合わせて請求される仕組みになっています。
また、日本全国で加盟店が拡大していて、コンビニはもちろんですが、スーパーマーケットやドラッグストア、ガソリンスタンドでも利用することができる環境が整っています。
PカードやSカードなら利用金額に応じてポイントもしっかりと貯まります。
アップルペイにも対応
ENEOSカードでは、Apple Pay(アップルペイ)にも対応しています。
iPhone7以降の携帯端末にENEOSカードを設定するだけで、スマホを使って支払をすることが可能になります。
アップルペイは上記のクイックペイ加盟店で利用することができます。
セキュリティも万全
アップルペイを利用する際に気になるのが安全性です。その点に関しては安心して下さい。クレジットカード番号は全て暗号化されて保存されるので、使用した店舗にカード番号が漏洩する心配はありません。
デメリット
上述しているように、ENEOSカードを利用することでさまざまなメリットが得られますが、デメリットも存在します。
ENEOS系のガソリンスタンドのみ適用
当然のことですが、ENEOSカードを利用することによって受けられるガソリン代のキャッシュバックやポイント付与率のアップなどの特典は、ENEOS系のガソリンスタンドのみの適用となります。そのため、いつも利用しているガソリンスタンドがENEOSではない場合は、期待しているほどのメリットは得られません。
付帯保険が充実していない
ENEOSカードはガソリン給油の割引やカーライフサービスに特化しているカードのため、旅行関連の付帯保険が充実していません。そのため、旅行に行く予定がある際は、別で旅行障害保険へ加入する必要があります。
ENEOSカードの申し込み方法・作り方
ENEOSカードはインターネット申し込みがおすすめです。
24時間いつでも申し込み手続きが可能であるだけでなく、引落し口座の設定などもオンライン上で完結させることができるためです。
C・P・Sの3種類のカードの中からあなたが利用したいカードを選択して、申込みフォームに必要事項を入力して手続きを進めて下さい。
審査
申込みフォームに入力した情報に基づいて審査が行われます。入会申し込みをする際に気になるのが審査基準です。ENEOSカードの審査基準はそれほど厳しくはありません。
申込み資格は『18歳以上で電話連絡が可能な方』となっていて、収入面に関する記載がないためです。
また、学生(大学生や専門学校生など)や専業主婦でもカード審査を通過できたという口コミも多数あるので、あまり不安にならずに申し込んで下さい。
カードの発行
審査を通過すると、カードが発行されます。申し込み手続き完了から約3~4週間程度で手元に届きます。
ENEOSカードをおすすめしたい方
ENEOSカードはカーライフを充実させたい方におすすめのクレジットカードです。
ガソリン料金のお得なキャッシュバックやロードサービスを受けることができます。
また、わざわざJAFの会員にならなくてもENEOSカード1枚あれば大丈夫です。万が一のカートラブルにも安心で、経済的にも節約にもなりますね!
マイカー・マイバイクを所有している方は、ぜひENEOSカードの申し込みを検討して下さい。
基本スペック<
申し込み資格 | 18歳以上で電話連絡が可能な方 |
国際ブランド | VISA、JCB |
発行日数 | 最短3~4週間 |
利用可能枠 | 10万円~50万円 |
年会費 | 1,312円(税込)※初年度は無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
電子マネー対応 | QUICPay |
ポイント還元率 | 0.6%~2.0% |
ショッピング手数料 | 12.25%~15.0%(分割払い)、15.0%~18.0%(リボ払い) |
キャッシング手数料 | 15.0%~18.0% |
ポイントプログラム
ポイントプログラム名 | ENEOSポイント |
ポイント付与率 | 1,000円⇒6ポイント |
ポイント還元率 | 0.6%~2.0% |
最低交換条件 | 1,000ポイント |
交換・還元方法 | ギフトカード、図書カードなど |
付帯保険
国内旅行傷害保険 | - |
海外旅行傷害保険 | - |
ショッピング保険 | 最高100万円まで補償 |
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